

エンジニアになりたいから、パソコンを買いたいけど
どんなパソコンがいいの?Macがいいの?Windowsがいいの?
安い買い物じゃないから、間違った買い方して損をしたくない
こういった疑問に答えます。
結論
漠然とエンジニアになりたい初心者なら、Windowsで良いと思います。ただし、『プログラミングをしたい』と言う人に限り、Macの方がお勧めです。
なお、本ブログを見られている方は、Mac、Windowsが別のプラットフォーム(OS)であることを前提しておりますので、MacOSと、WindowsOSの差を知りたい方は、ちょっとぐぐってみてください。(気が向いたらそのうち、OSの差についても記事にまとめますかね。
Mac、Windowsで、それぞれどのようなエンジニアにお勧めするか、また仕事に繋げるうえで重要な、メリット、デメリットを説明していきます。
目的別にMac、Windowsのお勧めをご紹介
この記事を書くまで、私はMicrosotf製品が充実しているWindowsの方が便利なんじゃないかと思っていたのが正直なところでした。ただ、実際に両方使ってみた感想と、現場の意見を交えて解説してきます。
エンジニアのタイプ別のお勧めOS
エンジニアには、大きく以下3つのタイプがあり、それぞれへのお勧めは以下の通りです。
- プログラマー ・・・Mac
- サーバエンジニア ・・・Mac
- インフラエンジニア・・・Windows
基本的にプログラマーもサーバエンジニアも、主にプログラミングを行うという特徴があるからです。プログラミングをするため、作成した結果を実行する環境が必要で、Macの場合その環境をローカルに作って、初心者でも簡単に再現できるという特徴があります。このため、プログラミングをする人の多くはMacを買うという傾向があるのです。
一方で、インフラエンジニアという分類は、そのプログラマーや、サーバエンジニアが作ったプログラムを動かすための環境を提供する業務を行ってくれます。基本的にこっちは、あまりプログラミングをがっつりやるという感じではなく、プログラミングで実装するのは面倒、だけどよく使うかゆいところに手が届くこんなイメージを持ってもらうといいと思います。
ここから先にて、Mac、Windowsのそれぞれのお勧めの理由をまとめていきます。
Macをお勧めする理由(プログラミングしたい人向け)
この記事を見てくれたみんなが、興味の多そうなプログラミングに特化した人たちにお勧めするMacからご説明していきます。
私の考えるMacの大きなメリット3つは以下です。
- プログラミング初学者が挫折しにくい
- トラックパッドが高性能すぎてWindowsは勝てない
- MacBook一つ外に持って出れば、それが環境全て
それぞれ順を追って説明していきます。
プログラミング初学者が挫折しにくい
プログラミング初学者にありがちな話ですが、大抵の専門書(実践系)は、書籍の中で開発環境を作ることを説明してくれるのですが、この開発環境を作るところで初学者は挫折するのです。
悲しいことに、この事実は筆者も経験済みです。エンジニアになる前のことでしたが、プログラミングを勉強しようとして、JavaとかCの書籍を買ってきても、最初の環境構築で疲れてしまって、そのまま次に進めない。しかも、問題なのはその最初の環境構築につまづいて、解決するまでに1日かかってしまったとか。(長い人は1日で解決しない人もいた。)
これがめっちゃもったいないんですよ。これがMacの場合は、そもそもがUnix系ということもあって自分のパソコン上に開発環境を簡単に再現できてしまうんです。
特に初学者の場合、クライアントーサーバシステムなんて話をしても、ちんぷんかんぷんです。まず『これを理解できなくちゃだめだ』なんて言い出す先輩がいた日には、もうプログラミングの本なんて開きませんよね。
トラックパッドが高性能すぎてWindowsは勝てない
ノートパソコンには、板のようなマウスの代わりのパッドがついてますよね。みんなこれを指で操作すると思うのですが、これの使い勝手、Windwosは制御が大変苦手でして、感覚的に使用することが大変辛いです。特にWindowsで酷いのは『キーボード操作をしている時に誤操作される』ということ。はい、Macはこれが殆どありません。そしてさらに、マウスジェスチャーが非常に豊富で、ディスプレイチェンジ、デスクトップの表示、戻る、進むなどが、マウスパッドだけで成立します。
特にプログラミングを行う場合は、なるべくキーボードから手を放したくないものですし、キーボード入力中に誤操作なんてされようもんなら、発狂ものです。
そして、持ち運ぶ時に、マウスを個別に持たなくても十分な作業効率を出せるトラックパッドがあれば、あえてマウス買いませんよね。
MacBook一つ外に持って出れば、それが環境全て
MacBookのいいところは、ノートパソコンそのものだけで開発環境が成立すること。当然、Windowsも、VMware、HyperV、VertualBox等で仮想環境の再現をすることはできます。そしてこの仮想環境での再現こそが、初学者を苦しめる魔のトラップの一つなのです。さらに、それらを稼働させるには十分なCPUリソースが必要とされ、結果的にバッテリーをかなり消耗してしまうというデメリットがあるのです。せっかくのモバイルノートだというのに、バッテリーを大量に消費されてしまってはたまったものではありません。
特に最近では、MacBookPro16インチも発売され、ノートパソコンにしては超ハイスペックなCorei9を積載、GPUも高性能となっており、本当にノートパソコンなのかを疑うスペックです。こんなハイスペックなマシンがあれば、パソコン一台で軽く済ませられるのが望ましいですよね。
Windowsをお勧めする理由(インフラエンジニア)
続いて、Windowsをお勧めする理由についてご説明していきます。
私の考えるWindowsの大きなメリット3つは以下です。
- 多くの企業の現場で使われるのがWindowsである
- 学校でもWindowsなら使ったことがあって取っ付きやすい
- キーボードショートカットを有効活用すると、Macより作業効率上がる
こちらもそれぞれ順を追って説明いたします。
多くの企業の現場で使われるのがWindowsである
どこの企業でエンジニアをするにしても、会社が支給してくれるパソコンがMacなのかWindowsなのかこのどちらかで、買うパソコンを変えたくなりますよね。特に日本で、Windowsパソコンが使用さている率は80%と非常にシェアが高いです。特に、冒頭でご説明したインフラエンジニアは、プログラミングはあまりしなくて、主にエクセル、ワード、パワポを使うことが多くなってきます。
そして何より、インフラエンジニアを十数年やってきて、いまだにどこの現場でもMacを使ってる現場にあったことがない。会社の同期や上司にも聞きましたが、Macを使ってる現場がそもそも殆どないのが現状です。
さらに、このインフラエンジニア、Macのほうで解説したVMware、VritualBox、AWSという環境を立てて、そこにLinuxを入れて扱うことが多いです。
Linuxって何!?って人いますよね。むしろ、UNIXとかLinuxを避けて、Windowsにしたのに!なんて人もいるんじゃないでしょうか。でも安心してください、そこの細かい手順とかは現場で大抵学べますし、それが使えるパソコンが支給されて、そこで色々やることになるんです。
ついでなので述べておきますと、インフラエンジニアは、あまりガチガチのプログラミングをすることは殆どないので、プログラミングに挫折した人は、エンジニアをあきらめる前に、一度インフラエンジニアを目指してみるのも一つの手だと思いますよ。
でもWindowsなら使ったことがあって取っ付きやすい
ぶっちゃけ、小学校、中学校ぐらいでWindows端末触ってると思うんですよね。大学でも共用のパソコンにはWindowsが採用されているケースが多いですし、タブレットしか使ったことが無いという人たちでもない限り、大抵の場合はWindowsでパソコン系のリテラシーを勉強しますよね。
特に経営とか経済を勉強してきた人達は、ExcelやWordといったドキュメンテーションの触りを大学ぐらいでやってきてるんじゃないでしょうか。それぐらいみんな空気を吸うように、Windowsを触ってきているので、とてもとっつきやすいし、本当の初歩的な話なら聞ける人が近くにいるんです。
僕はMacを初めて買った時は、エンジニア10年やってもWindowsしか触ったことが無かったものだから、色々勝手が違い過ぎてギブアップし、Mac使ってる友人に「飯おごるから教えて!」って言って助けてもらいました。
ボードショートカットを有効活用すると、Macより作業効率上がる
私がWindowsを押す理由の最大の理由で、どんな環境よりなにより、このショートカットキーを使いこなすことで、画面をいかに効率よく使えるか。これがとても自分の生産性に直結してきて、大変重要な要素となってくるわけです。Macをすべて使いこなさせているかというと疑問ですが、それでもWindowsキーをベースにしたショートカットの秀逸さは、Windows流石だなと思います。
それに、プログラミングをするだけであれば、Macでいいのですが、基本的に上位のエンジニアになってくると、諸々管理まで求められますし、色々報告、説明資料の作成などを求められるようになってきます。そうなってくると、ドキュメントを書きなれることに加えて、いかに効率よくドキュメントを仕上げるかということも重要になってきます。特にインフラエンジニアは、プログラマよりもマネージメントや調整ごとを要求されることが多いのです。そうコンサルティングに近いんです。そうなってくると、Windwosの方がOfficeとの親和性が高すぎるのでWindowsが推しという結果になりました。
まとめ
上記の通り、プログラミング主体で行う人はMac、インフラエンジニアを主体にする人はWindowsが良いのではないかと考えています。ただ、インフラエンジニアがプログラマに転職するようなことがあれば、その場合はもはやMacである必要はありません。何故なら、インフラエンジニアの経験の中で、サーバ構築や接続時の問題など簡単に切り分けられるだけの技術がついてしまうからです。
そうすると、あえてMacを買わなくても、Windowsに開発ツールを入れて、AWS上に開発環境を構築してリモートで接続して、開発したアプリケーションをデプロイなんてことは容易にできてしまうわけです。
まずは、皆さん自分の目的が何なのかをきちんと考えて、パソコンを選んでみてください。
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